ふるさと納税(控除額算定の補足説明)
【具体的計算例】
(1). 前提条件
総合課税の場合の所得税率早見表(税率抜粋)
(2).控除額計算式
(3).控除対象額計算(実際節税額)
①: 所得税寄付金控除 (50万円-2千円)×40%×1.021=203,383円
②: 住民税基本控除 (50万円-2千円)×10%=49,800円
③: 住民税特例控除
(50万円-2千円)×(90%-40%×1.021)=244,817円
④: 住民税特例控除限度
3,000万円×10%×20%÷(90%-40%×1.021)+2,000円=1,222,504円
⑤: ③・④のいずれか少ない金額 244,817円
⑥: ふるさと納税実際控除額 ①+②+⑤=498,000円
上記具体例では、(3)④の控除限度額まで余裕があり、約120万円の支出寄附金までは控除限度の範囲内となります。その為、約70万円までは追加で寄付をすることにより控除額が大きくなることとなり、節税効果が高くなります。ふるさと納税制度は節税効果に加え、自治体の特産品等の返礼もあり、納税者にとっては魅力のある制度となっておりますのでご活用を検討されてみるのも宜しいかと存じます。
上記具体例は簡易的なものでございますので、その他の所得や控除がある等、ふるさと納税を行うに当たりご不明点がございましたら、担当者までお気軽にご連絡ください。