平成30年9月 第3号
~監査基準の改訂について②~
公認会計士 山田 隆寛
平成30年7月6日に企業会計審議会より「監査基準の改訂に関する意見書」が公表され、約70年ぶりに監査基準の改訂が行われました。この改訂は、監査の枠組みは維持しつつ、監査プロセスの透明性を向上させることを目的とした改訂となっています。先月はこの改訂により監査報告書に記載されることになった「監査上の主要な検討事項」について説明いたしましたが、今回は「その他の改訂事項」について説明いたします。「その他の改訂事項」は下表の2点となります。
その他の改訂事項
<執筆者紹介>
山田 隆寛 FAS部門所属 シニアスタッフ 公認会計士
コンサルティング会社で戦略系コンサルティング業務や大規模システムのプロジェクト管理の業務を経て、大手監査法人に勤務。卸業、リース業、建設業等の国内監査業務に従事した後、髙野総合会計事務所に入所。現在は、FAS部門にて企業再生、M&A等のデューデリジェンス業務に従事。