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人手不足でも成長する会社の共通点とは

FAS部門 中小企業診断士 寺田 涼音

近年、中小企業が直面している深刻な問題の一つに従業員の退職や採用難・人件費高騰などを原因とする「人手不足倒産」があり、過去最多ペースで発生しております。「働き手が確保できない」ことが直接的な要因となり、事業継続が困難になるケースも少なくありません。そこで今回は、人手不足倒産の現状や背景を踏まえて、少ないリソースでも成長する会社の共通点や対策をご紹介します。

1.人手不足倒産の現状と背景

人手不足を原因とする倒産件数は増加傾向にあります。特に2024年には、過去最多の342件と前年の260件から約1.3倍の増加となりました。 また、業種別では、建設業が99件、物流業が46件と、これらの業種で全体の約4割を占めています。人手不足倒産の背景には、少子高齢化による労働力人口の減少や、働き方改革による労働環境の変化・若者の価値観の変化や業界・職種の偏りなど、複数の要因が背景にあります。直近のトレンドでは建設業や物流では2024年4月より運転業務や建設業務の時間外労働に上限規制が適用されたことで労働力が不足する、いわゆる「2024 年問題」の影響などが挙げられます。
 中小企業では、人材確保や人件費の高騰が経営を圧迫する要因となっており、今後もその傾向が続くと見込まれます。そのため、企業は採用戦略の見直し、業務効率化、働き方の柔軟化などの対策を講じる必要があります。

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(Source:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2025年1月9日report))

2.人手不足でも成長する企業の共通点

限られたリソースでも成果を出す仕組みづくりや考え方の共通点など一例をご紹介します。0224.jpg

弊事務所は通常の税務顧問業務に加えて、中小企業向け支援業務を幅広く対応しております。お困りごとがございましたら是非ご相談ください。

執筆者紹介

FAS部門 中小企業診断士 寺田 涼音

建設業で営業・経理・経営企画を経て髙野総合会計事務所に入所。現在は中小企業の事業再生業務やM&Aなどのデューデリジェンス業務・顧問業務に従事しています。